Intel HD Graphicsの59p病の対処法

59p病とは、モニタのリフレッシュレートが何故か60p(60Hz プログレッシブ)にできず、59pに固定されてしまう症状[要出典] 。

自分のIvy系列のHD Graphics+UXGAモニタで発病していた。60p Hzを選択出来るが、適用すると59pに戻ってしまう場合。 長らく解消方法が無いと思っていたが、解決方法が見つかったのでメモ。

  1. グラフィックプロパティからインテルグラフィックコントロールパネルを開く。
  2. 詳細設定モードに変更
  3. カスタム解像度パネルで、カスタム解像度として使用中の解像度と60pを指定して作成 例えば、 1920x1200 60Hz 32bitで生成
  4. 解像度を上書きするか尋ねられるので上書きする。このタイミングで解像度が一旦 800x600に落とされた。
  5. 作成した解像度を選択すると、リフレッシュレート設定に失敗するらしく、一旦黒画面、15秒待って元の解像度に回復するのを待つ
  6. カスタム解像度パネルから作成した解像度を削除する
  7. 一般設定から、目的の60pに設定できるようになる

すごくドライバのバグっぽい。IntelはもうちょっとUXに関わる部分の実装にも力入れるべきだと思う。

なお環境は以下のとおり。最新版のグラフィックドライバ入れたらデスクトップに凄まじい描写遅延が生じて使い物にならなかったのでマザーボードベンダーの提供する古いバージョン。

Driver Version:           9.17.10.2884
Operating System:       Windows 7  Service Pack 1(6.1.7601)
Default Language:       Japanese (Japan)
DirectX* Version:       11.0
Physical Memory:        16055 MB
Processor:          Intel64 Family 6 Model 58 Stepping 9
Processor Speed:        2600 MHz
Vendor ID:          8086
Device ID:          0152
Device Revision:        09
Monitor Name:         汎用 PnP モニター
Display Type:           Digital
Gamma Value:            2.2
DDC2 Protocol:          Supported

Maximum Image Size:
Horizontal:         18.50 inches
Vertical:           11.81 inches

Monitor Supported Modes:
640 by 480 (60 Hz)
800 by 600 (60 Hz)
800 by 600 (56 Hz)
1024 by 768 (60 Hz)
1280 by 960 (60 Hz)
1280 by 1024 (60 Hz)
1440 by 900 (60 Hz)
1600 by 1200 (60 Hz)
1680 by 1050 (60 Hz)
1920 by 1200 (60 Hz)